注文住宅にかける予算を決めたら、ここからは慎重な選択が続く事になります。
最初の難問は土地の確保で、住宅を建てる場所として最適な場所を探さないと注文住宅は失敗しやすくなります。
注文住宅の土地の探し方も非常に重要となるわけですね。
土地探しは生活を左右する
土地はこれから住宅を建てる場所になる所ですが、そこに家を建てるのですから、これから長くその場で生活をしていく場になります。
そのため、そこに家を建てたとして生活が十分に行えるかどうかをよく考えて選択しないと、家を建てた後に後悔する事もあります。
周りに商業施設、例えばスーパーやディスカウントストア、コンビニなどがない土地だと、家を建てても日々の生活には不便です。
車で移動出来る距離に商業施設があるのならまだ良いのですが、車の免許を持っていなかったり、車庫を確保出来かったりすれば、その土地は生活には不便です。
あまり街中に近い土地の場合は地価が上がってしまうので資金を多く用意する必要がありますが、郊外に行けば行くほど地価が下がるかわり生活の利便性が低下していきやすくなります。
用意できる資金で、どこまでの土地を購入できるのかをよく考えたうえで家を建てる土地をどこにするかを決めていかないと、思いつきや価格だけで決めてしまえばそこに住んだ時に不便な生活を送ることになるかもしれません。
慣れてしまえば良いのかもしれませんが、注文住宅というある意味では住宅を作る上でお金をかけた最高の選択をするわけですから、そこに暮らす事を考えた土地の選択をしないと、そこに暮らし始めてから不便さを感じてガッカリすることもあります。
安全面と住宅値としての適正
ここ数年、国内での自然災害による家屋の倒壊が増えています。山崩れや土砂災害、水害といったことが立て続けに起きている状態です。
土地自体が住宅を建てる事に向いていない可能性もあります。
地盤が柔らかかったり、地下水が比較的浅い所を流れていたりすれば、そこに建てた家は地震の影響を受けやすくなります。
海抜が低ければ川などが氾濫した時に浸水被害に遭う事も考えられますし、そばに崖や山があれば崩れてしまう可能性もあります。
地盤の弱さはコンクリート柱を埋めるなどで補強出来ますが、それにも費用が必要です。
土地はどこにあるかによって、災害の安全度が変わります。
「絶対に安全な土地」は存在しませんが、「災害に遭う可能性が高い土地」はハザードマップなどの見える形で判るようになっています。
ハザードマップが作られている地域なら自治体などが公開しているので、土地を探す時の参考にするのも土地探しの方法の1つです。
あまり拘わってしまうと土地の選択肢が減ってしまうので、資金ともよく相談しながら参考にしてみてください。
不便な土地ほど売却価格も安くなるので入手しやすくはなりますが、実際にそこに暮らした時のリスクも考えておかないと安さだけに目が行けば後に後悔する原因になります。
これから家を建てようという土地は、長く生活の拠点とする場所になるということを大前提に考えて選択しないと、せっかく注文住宅で建てても住みにくく、暮らしにくいという結果になってしまいます。
地域特有の文化
住めば都とは言いますが、何事にも限度はあるものです。
土地には地域の慣習なども影響してくるため、注文住宅で家を建ててもそこの生活に馴染む事が出来ず、せっかく建てた家を手放したという話は以外に多くあります。
地域によっては、区役といわれるその地域でのボランティア作業が存在することもあります。
区役は強制参加ではありませんが、参加しないとお金を支払わないといけなかったり、その地域での扱いに影響する場合があります。
その土地がある地域の文化はその地域で生きていくための知恵でもありますが、人によってはそれが煩わしかったりする事もあります。
近隣との関係悪化も起きる可能性があるので、家を建てようとする土地のある地域がどんな文化を持っているのかは、ある程度調べておく事をオススメします。
予算と住みやすさのバランス
土地の選択で大事なのは、価格と住宅を建てても問題のない強度のある土地であること、そこに家を建てて生活をした時に生活に不便なことがどれだけあるかの3つです。
いくら生活をするのに向いている土地でも値段が高ければ住宅の建設費用が削られることになりますし、安くて生活基盤も確保出来る土地でも地震などの災害の影響を受けやすければ生命を脅かす事になります。
土地の選択は、価格、その土地が住宅に適しているか、生活の拠点とする場合の利便性の3つをバランスよく考慮して決めないと、注文住宅そのものを失敗させてしまいます。
自分が求める生活が出来るのか、土地自体の安全度は確保出来るのかは住宅全体の質にも関わる事なので、よく考えて決断をしてください。
土地探しは注文住宅の入り口ですが、とても重要な選択になります。
価格、生活環境、安全性の3つのバランスを天秤にかけて、最良のものを選んでください。
また、不動産業者に土地探しを依頼するのか、注文住宅会社に土地探しを依頼するのかによっても、提案の視点が異なりますので、色々な業者の話を聞いてみると良いでしょう。
当サイトでオススメしている「タウンライフ家づくり」では、土地探しのサポートもしていますので、利用してみると良いでしょう。
安い土地を探すには?
注文住宅を建てるために必要な金額は、主に土地の取得費用と建物の建築費用に分かれます。
どちらに費用をかけるか、または入手する土地の場所などにもにもよりますが、通常は土地の方が費用を要することが多くなります。
つまり、土地を安く入手出来ればそれだけ注文住宅に掛かる費用を押さえる事が出来るのですが、土地自体を安く手に入れようと思うとなかなか難しいものです。
どうすれば土地を安く手に入れられるか。
それは、ほぼ情報の入手と取り扱い、そして妥協という3つの要素で達成できます。
安く土地を入手する情報の入手
土地の価格と言えばよく言われるのが路線価ですが、これは国税庁が相続税の基準とするために作成するものを基準にしています。
本来は税金の基準となっているもので素人では扱い辛いこと、実際の土地価格は他の要素も加わる事などから知識のない状態で参考にしてもあまり意味がありません。
そこで、路線価よりも生の情報に近い公示地価を手に入れた方がある程度土地の価格を把握出来ます。
公示地価は国土交通省が公開しているもので、「適正価格」とされている情報です。
公示地価の情報は国土交通省がネット上で不動産取引価格情報検索というサービスと提供しているので、これを使い購入候補になっている土地に近い場所の土地価格を調べると、その周辺の土地の適正価格が分かります。
実際には色々な条件が関わりますが、購入候補の土地が調べた適正価格よりも低ければ安い土地であるという目安の1つになります。
さらに絞り込む
さらに安い土地を求めるのなら、土地の形状や立地の条件を少し悪い方へ偏らせると安い土地を見つけやすくなります。
土地には住宅に適するものと適さないものがあり、土地の形状や過疎地域にある土地などの理由で土地自体の価格が相場よりも安い場合があります。
注文住宅は土地に合わせて家を建てるので、多少の問題があっても住宅自体は建てられます。
どこまで妥協するかにもよりますが、土地の条件を落とすことで土地にかかる費用を押さえる事が出来ます。
あまり安さを優先してしまうと生活が不便になったり、災害時の危険といったリスクを背負うことになるので安い土地を探して購入する時はよく検討をしてから決めてください。
競売を利用する
通常、土地を購入する時は不動産業者で探す事になりますが、不動産業者以外で探す方法もあります。
土地も不動産の1つなので、時に競売という法的な処分をされる場合があります。
この競売は破産をした人や負債を返済できずに裁判所の強制的な処分をされる物件で、通常の相場より安い価格で取引されます。
競売なので他の人との入札に勝利する必要がありますが、それでも落札出来れば安い価格で土地が入手出来ます。
土地を安く購入する方法は、土地自体が入手出来ないリスクと土地自体に存在するリスクも同時に背負う事があるので、安さに拘るのなら注意と熟考をした上で行動してください。
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