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スマホを分割で買うと住宅ローンが通らないことがある

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スマホを分割で買うと住宅ローンが通らないことがある

携帯端末としてスマホが当たり前のように出回っていますが、どの機種も結構なお値段がします。
高いものでは10万円を超える場合があり、一括で購入するには厳しいものです。
そこで、通信事業会社の中には月々の使用料に加えて携帯端末の料金も同時に請求する代わりに、端末の購入費用を分割請求するという方法をとっています。
この方法は携帯電話会社以外にも格安スマホを提供しているMVNOと言われる業者でも見られるもので、今や一般的になっています。

しかし、過去に請求された料金の支払いの滞納した事がある場合は住宅ローンの審査に通らない可能性が出てきます。

スマホの分割購入の仕組み

スマホの代金を月々の使用料と一緒に支払う方法は、中身を見ればクレジットカードで買物をする場合と同じ仕組みになっています。
クレジットカードを持っていなくても、一度限りのクレジットカードを作って支払いをしているようなものです。

通信事業者にもよりますが、独自にクレジットを提供している所と、提携先のクレジット会社に任せているものの2種類があります。
どちらも支払いの滞納があると、金融事故として会員となっている信用情報機関へその事実が登録される事になります。

通信事業者が利用している信用情報機関はCICと日本信用情報機構(JICC)の2社で、通信事業者によって両方、あるいはどちらか1社を利用しています。

支払いの滞納があるとその事実はCICとJICCに登録される事になります。

スマホは滞納すると記録が消えにくい

スマホの場合、ほとんどの通信事業者ではその代金の分割回数は24回になっています。
基本的に信用情報機関が記録している支払いの情報は1ヶ月毎に更新されて、2年間分を蓄積していきます。
2年を超えた支払情報は順次消えていき、新しい情報に押し出されて行きます。
滞納をしても最後に滞納をした日から2年間滞納をせずに支払いを続ければ、滞納をしたと言う記録は押し流されて消えます。

しかし、スマホの場合は多くが24回払いなので2年の支払い期間です。
記録される支払情報が2年と言う事は、一度でも延滞してしまうとその記録は時間経過による消滅が無い事を意味します。

例え完済しても5年間はその記録が保管されるので、その間は住宅ローンの審査に通らない可能性がとても高くなります。
また、完済をするか債務整理、時効の援用をしないと永遠に記録は残るので、過去にスマホを分割で購入して滞納をしていたり、支払いをしていない人は住宅ローンの審査が絶望的になります。

対策としては上記の債務整理を行うか、時効が成立していているのなら時効の援用を申し立てる、完済するのいずれかを行い5年間は借り入れの申し込みも利用もせず、信用情報が消滅するまで待つしかありません。

若い時にスマホを分割で購入した事がある人が陥りやすい項目なので、住宅ローンを組む前に過去に支払いを滞納した事がないか、支払いを放置していないかを確認をしてみてください。

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